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スキー初心者には柔道の受け身で怪我防止が有効!怪我をした時の対処も解説!

スキー初心者の方々は、まず「八の字」や「スケーティング」などの滑り方に関する技法を経験者から教わるかと思いますが、私が最も重視しているのは「正しい転び方」です。

スキーやスノーボードは雪の斜面を自動車並みの速度で滑り降りることができるため、その分転倒や衝突時のエネルギーは非常に大きなものとなり、正しく転ばなければ大怪我を負うリスクも大きくなってしまいます。

せっかく楽しくなるはずだった雪山での思い出が「怪我して碌に滑れなかったからもう2度とやりたくない!」などとなってしまっては勿体なさすぎます。正しく滑ることができればスキーは最高にクールなスポーツなのです。

そこで今回はスキー初心者に向けて、怪我防止のための柔道の受け身や万が一怪我をしてしまった時の対処方法についても紹介していきます。

目次

正しい転び方「受け身」とは?

「受け身」という言葉は柔道を習ったことがある方なら聞いたことがあるかもしれません。

受け身は投げられたり、転ばされた際に頭部や背中などの人体の急所への衝撃を回避し、大きな怪我を負わないようにするためのものです。

受け身はスキーやスノーボードにも応用が可能です。斜面を実際に滑っている際にバランスを崩した時には、以下のようにして安全に転ぶことが可能です。

スキー/スノーボードでの受け身

・転びそうになると無理に姿勢を維持しようとせず、わざと自分から転ぶ。
・絶対に頭と背中を打ち付けないように自分のお臍を見るようにアゴを引く。
・お尻から斜面に倒れ、腕で地面を叩く。(衝撃から身を守る事が可能)

実際に正しく転んでみるとわかりますが、雪自体がクッションになっている上、受け身で衝撃を逃すことで大して痛みはありません。

アイテムを有効活用しましょう!

受け身の他にプロテクターを装着することも怪我を防止する上で非常に有効です。手首や膝、背中や腰を保護するプロテクターは初心者だけではなく高難度の技に挑戦する上級者にもオススメできます。

特に初心者にはお尻用のプロテクターを装着することをオススメします。初心者が最も打ち付けやすい部分は間違いなくお尻です。

また、スキー板のビンディングを調整するのも1つの手です。ビンディングの数値が低ければ低いほど転倒時にスキー板が外れやすくなり、捻挫や骨折などの怪我をする可能性が低くなります。

この方法自体は簡単ですのでスキー板の販売店かレンタルをしているショップの方にお願いすれば、あっという間に調整してくれます。

最初は経験者と滑ることがお勧め!

ここまで安全に怪我を負わないための方法を紹介しましたが、初心者はとにかく経験者に教わりながら実際に滑って慣れることをお勧めします。

「受け身」は勿論、「八の字」や「スケーティング」などの技法を一通り習得したら、リフトで登り、斜面を滑る際は経験者の後に続くように滑りましょう。

最初は経験者の方もゆっくり滑ってくれると思いますので、アドバイスに従いながら加速や減速の際には経験者の後ろ姿を見ながら姿勢や重心を模倣するようにゆっくりと滑り、転びそうになったらお尻から転び、受け身を忘れなければ安全に滑ることができます。

最初から全く転ばないで滑ることができる人はいませんのでどんどん転ぶのに慣れましょう。あとは何度か練習すれば滑り方の勘を掴み、徐々に上達していきます。

怪我を負ってしまったら?

どれだけ怪我を回避しようと安全対策を行なっても、怪我をするときはどうしてもあります。

もし1人で滑っていた時に怪我をした場合は、後続の人にぶつからないようにコースの端などの安全な場所に移動した後、怪我の有無と程度を確認します。頭を打ち付けて眩暈などの異常を少しでも感じるのなら必ず他の人に助けを求めましょう。

また、一緒に滑っていて他に助けてもらえる人がいる場合は安全な場所に移動してもらい、軽傷であれば応急処置をしてもらいましょう。

もし頭部を打ち付けるなどしていて意識が朦朧としているような場合は無理に移動するよりも、スキー板やストックをクロスするなどで後続者への注意喚起をして、できる限りの安全を確保した上で救助を要請するようにしましょう。

救助要請はスキー場内のパトロール隊に通報するかリフトの出入り口に直接赴けば可能です。

まとめ

スキーやスノーボードは「娯楽」であると同時に「スポーツ」であることを忘れないでください。スポーツに対する礼儀としてルールを守ることが求められています。

昨今はルールとマナーを守らない人を度々見かけるようになりましたが、ルールを守らず適当な滑り方で大怪我を負ってしまったら、スキーとスキー場に対して大変失礼な上、自分自身に対しても恥ずべきことです。

必ず、準備を欠かさず、ルールを守って滑り、スキーを終えて帰宅した後に「楽しかった、また来よう!」という思い出を作って貰えたら、スキーが好きな人間としてこの上ない喜びです。

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