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《更新情報》~プロレスあの日あの時~ 2月19日

2021.02.19 NEW

日本プロレス殿堂会、皆様いつもありがとうございます!
 
鈴木健.txt氏によるプロレスあの日あの時
殿堂記念館|プロレスあの日あの時が更新されました。

~プロレスあの日あの時~2月19日
1954年=日本プロレス
力道山がシャープ兄弟と激闘2月19日は「プロレスの日」


****一部記事抜粋
プロレスというジャンルにおいて“記念日”として世間で通用するのは、6月26日「世界格闘技の日」と、2月19日「プロレスの日」の2つと言える。ただ、6・26がアントニオ猪木vsモハメド・アリの異種格闘技戦から40周年を記念し、2016年に一般社団法人日本記念日協会が認定したものであるのに対し、2・19はそこに登録されていない。つまり正式ではなくとも、そうした共通認識で国民に浸透していることになる。
 
2・19がプロレス記念日であるゆえんは1954年に“日本プロレスの父”力道山が初の本格的な国際試合を開催し、日本中を熱狂の渦に巻き込んだことある。つまり、この日から日本におけるプロレスなる文化が始まったとされた。
 
戦後の敗戦ショックから日本の国民を立ち上がらせたヒーローとして後世に伝えられる力道山の功績だが、そこに類稀なるプロデュース力なくして爆発的な人気とはならなかった。日本プロレスが旗揚げされるよりも先に、プロレス興行は何度か開催されていた。相撲を廃業した力道山が、初めてプロレスに手を染めたのが1951年9月~10月に全国を巡業する形でおこなわれた連合国軍慰問興行だった。
 
また、本格的なプロレスラー転身を果たすべく力道山が海外修行へ出る間、国内では1953年7月18日に元力士でプロ柔道を経験している山口利夫が中心となり、大阪で日本初のプロレス興行を開催。史実的にはこちらの方が力道山&木村政彦vsシャープ兄弟より早かったにもかかわらず広く語り継がれていないのは、旗揚げ戦のメインが山口vs清見川梅之だったように日本人対外国人を強く打ち出さなかったのと、テレビとの強固なパートナーシップを築けなかったのが大きい。
 
実は日プロ旗揚げ戦がNHKと日本テレビの2局で生中継され、関東を中心に220台設置された街頭テレビを黒山の人だかりが見入るよりも13日前の1954年2月6日、山口が団体化した全日本プロレス協会(ジャイアント馬場が設立した現在の全日本とは無関係)の大阪府立体育会館大会がNHKで中継されたのだが、こちらは“試験放送”。まだテレビが家庭に普及していない時代において、街頭テレビの重要性に着目した力道山は見る側の存在がちゃんと頭に入っていた。
 
日本で5試合を経験したあと本場・アメリカへ修行に出た力道山は、そこでプロレスのなんたるかをつぶさに学んだ。善玉と悪玉がハッキリと分かれる。常に観客の存在と反応を意識する。それは、勝負論が絶対的価値となる相撲とは異をなすものだった。
 
そうした中、力道山が着目した“プロレスならではのもの”がタッグマッチだった。それは相撲にも柔道にも、ボクシングにもない独特の形式。修行後帰国し、日プロを設立したあと旗揚げ戦をどんなカードにするか、2年も前から考えていたとされる。
 
修行の旅をハワイからスタートさせた力道山はその後、アメリカ本土へ上陸。最初の地はサンフランシスコだった。アパートを借り自ら車を運転してサーキットをまわったが、そこでベン&マイクのシャープ兄弟と対戦。タッグマッチではパートナーが獲られることもあったが、シングルでは負けなしだった。
 
この時点で力道山の頭の中には、兄弟を招へいしタッグマッチとして日本のファンに見せる構想が描かれていたのだろう。パートナーがやられたあと、タッチを受けて1人で2人を相手に大立ち回りを見せるとオーディエンスが大熱狂する。そうしたプロレス独自の“表現方法”を現地で体感し、これをそのまま輸入すると決めたのだった。
 
ちなみに初めてタッグマッチがおこなわれたのは1901年。サンフランシスコのプロモーターが考案したとされている。米修行の拠点とした地で生み出された形式が力道山に“引っかかった”というのも偶然とはいえ興味深い。
 
力道山は生活するに必要な最低限のギャラしか受け取らず、それ以外は日プロ設立後に外国人選手を招へいするさいのギャラ用にプールした。ほかでは呼べない時の“世界タッグチャンピオンチーム”のシャープ兄弟を呼べたのも、こうした準備をしっかりやっていたからだった。

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