・ピレリのスッタッドレスタイヤって安いけどなぜ?
・安いのは雪道で滑るから?
・安いのは雪道で効かないから?
・他のメーカーと比べて寿命は短いから?
など、スタッドレスタイヤを購入を検討しているとピレリのタイヤの安さが目につきなぜ安いのか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
特に安いのは雪道で滑って効かないからではないか?寿命が短いからではないか?など、安いことに性能面で不安を感じている人もいます。
そこで本記事ではピレリのスタッドレスタイヤの値段が安い理由に雪道で滑る・効かないなどの評判やタイヤの寿命について紹介します。
ピレリのスッタッドレスタイヤはなぜ安い?
スタッドタイヤを探していくと、
・ブリジストン
・ダンロップ
・YOKOHAMA
など、日本の有名メーカーのスタッドレスタイヤとより格段と安いのが目につくのがピレリ。冬季しか履き替えないスタッドレスタイヤに高い金額を出すことに気が引け安いタイヤが目につきますが、なぜ安いのか?気になるところです。
結論から言うと、ピレリのスタッドレスが安い理由は中国製だからです。
ピレリの本社はイタリアにあるのですが、会社の歴史を辿ると2015年に「中国化工集団」に買収されています。
そして現在スタッドレスタイヤの生産のほとんどは中国の工場であるため、人件費が安く、大量生産することで安い価格でタイヤを提供できています。
ピレリのスタッドレスタイヤは雪道/凍結路面に効かないのか?
ピレリのスタッドレスタイヤは中国生産だから安いと紹介しましたが、安いタイヤだと雪道や凍結路面でスタッドレスタイヤとしての性能を発揮してくれるのか?効かないのではないか?と心配に思う人もいるかもしれません。
しかし、
ピレリのスタッドレスタイヤは値段が安いからといって効かないという事はありません。
ブリジストンを始めとした有名な国産メーカーや海外のミッシュランなどの有名なタイヤメーカーの製品と比較すると性能は劣るかもしれませんが、雪道や凍結路面で効かないということはありません。
もし全く効かないのであれば、スタッドレスタイヤとして製品を売り出している企業に問題があり今現在、企業として存続も危うい状況になっているものでしょう。
購入したピレリのスタッドレスタイヤが効かないと感じる場合は、車との相性が悪い場合や購入した製品がたまたま不良品であった場合、製造から年月が経過し寿命に達してしまっていることなどが考えられます。
ピレリのスタッドレスタイヤは雪道/凍結路面で滑る?
ピレリのスタッドレスタイヤは安いですが、実際のところ雪道/凍結路面での性能はどうなのか?滑るのではないか?と不安に思っている人も多いのは事実です。
先ほど「効かない」ということはないとご説明しましたが、スタッドレスタイヤとしてしっかりと機能しますので、滑って使えないということはありません。
ピレリは中国生産と知って中国メーカーで信用できないと思う人も少なからずいるかもしれませんが、ピレリのスタッドレスタイヤは中国生産ですが会社はイタリアに本社があるタイヤ業界では世界6位のメーカーです。
スタッドレスタイヤ以外にもF1などモータースポーツにも参戦し、世界的にみても有名で信頼できます。
ピレリのスタッドレスタイヤは「滑る」という評判
しかしながらもピレリのスタッドレスタイヤは滑るという評判は少なからずあり、その評判の背景をみていくとその評判を書いているのは北海道在住の人でした。
北海道の路面は道路に積もった雪が圧雪され凍結しアイスバーン状態で路面がツルツルになっていることが多く、その状態であるとスタッドレスタイヤのメーカーや製品の性能差が大きく出ます。
北海道や東北地方の雪国ではブリジストンのブリザックが値段が高いにもかかわらず、装着率が80%とも言われており、雪国の人にはブリザックの滑らないという性能が当たり前になっている事が考えられます。
それを踏まえ・・・ブリザックと比較してしまうと、ブリザックの滑らないという性能が当たり前と感じており、ピレリのタイヤは滑るという評判に繋がっているものだと思われます。
雪国以外ならピレリのスタッドレスタイヤはお勧め!
北海道・東北地方など路面が凍結している状況が続く地域にお住まいであれば、スタッドレスタイヤはやはり高性能のものを選ぶべきです。実際にその地方ではブリザックの装着率が80%と言われています。
しかし年に数回程度しか雪が積もらない地域の人や冬季の万が一の保険のためにスタッドレスタイヤを購入を検討している人は、安いピレリのスタッドレスタイヤがお勧めです!
ピレリ自体はタイヤメーカー世界6位の企業でありモータースポーツに参戦など信頼出来るメーカーなので、コスパが高いタイヤとして評判があり、安いピレリのスタッドレスタイヤを好んで愛用している人も多いです。
タイヤなのでメーカーによる品質差が出てしまうことは仕方ありませんが、特に新品の時はどのメーカーも性能はあまり変わりませんので、普段雪が積もらず年数回程度の降雪時の対応であれば全く性能に問題ありません。
ピレリのスタッドレスタイヤの寿命はどれくらい?
ピレリスタッドレスタイヤは安いから寿命が短いのではないか?頻繁に買い替えをしないといけないのではないか?だから安いのではないか?と思われている人もいるかもしれません。
実際のところの寿命はどうなのか調べてみると、距離にすると大体2万キロを超えが寿命の目安となっています。
もしくはタイヤは経年劣化もしていきますので、3〜5年が寿命です。
これは他のタイヤメーカーの寿命と違いはありません。
しかしスタッドレスタイヤの寿命は皆同じという訳ではなく、使用している環境(道路路面状況)や走り方、オフシーズンでのタイヤの保管環境によって変わるのであくまでもここで紹介する寿命は目安です。
・雪道
・アイスバーン
・凸凹とした悪路
上記の路面環境に加えて急発進・急停止、乱雑なハンドル操作などの運転をしていると寿命は短くなってきます。
一概に年数で寿命の判断は難しいので走ってみて滑る、効かなくなったなど感じた時は寿命なので、それで判断するのも良いかもしれません。
ただ一つ言えるのはピレリのスタッドレスタイヤは寿命が短いという事はなく、他メーカーのタイヤと寿命に大きな違いはありません。
ピレリのお勧めスタッドレスタイヤ
ピレリのスタッドレスタイヤは安いですが、ラインナップしているシリーズも多く、シリーズによって性能や価格が異なります。
ピレリのスタッドレスタイヤに不安を感じていたり、他のメーカーより安くて性能が良いものを購入したいとお考えであるのであれば、性能の良いシリーズを選びましょう!
だからといってどのシリーズが良いのか分からないと思いますのでこれから紹介する2つのシリーズからタイヤを選べば間違いありません。
お勧め①:SCORPION VERDE ALL SEASON
このSCORPION VERDE ALL SEASONは、スタッドレスタイヤではなくオールシーンタイヤとして販売されておりますが、雪国でなければ雪道でも問題なく走行できるオールマイティなタイヤです。
年に1、2回程度しか雪が降らない地域ではこのタイヤであれば冬場の交換も必要なく雪が降った時でも安心です。
そんなSCORPION VERDE ALL SEASONですが評判を見ていくと、
オールシーズンタイヤですので雪道での走行性能に不安を感じるかもしれませんが積雪路面ではグリップ性に問題ないとのことです。ただし、アイスバーン路面といった氷上路面では注意が必要です。
中には北海道でも問題なかったとの声もありましたが、念のため雪国ではスタッドレスタイヤをお勧めしますがその他の普段雪が降らない地域の方には安くてお勧めのタイヤです。
お勧め②:ICE ASIMMETRICO(アイス・アシンメトリコ)
ICE ASIMMETRICO(アイス・アシンメトリコ)は氷上でブレーキ性能に優れており、高いコントロール性能を持っています。
このスタッドレスタイヤの評判を見ていくと…
良い評判が目立ちスタッドレスタイヤとして問題無しとの評判です。
さらに現在では「ICE ASIMMETRICO PLUS」(アイス アシンメトリコ プラス)というシリーズも販売されていて、ノーマルのICE ASIMMETRICO(アイス・アシンメトリコ)よりも更に氷上路面での性能が良いと評判が立っています。
アイスゼロアシンメトリコについて以下の記事で機能性能や評判レビューをまとめています。
まとめ
本記事ではピレリのスタッドレスタイヤに不安や心配を感じている人に向けて、なぜ安いのか?性能面についても合わせてご紹介しました。
安いから滑ったり、効かないのではないか?と心配になるかもしれませんがピレリのスタッドレスタイヤは世界的にも人気で信頼のある高評価のタイヤメーカーです。
安いのは人件費の安い中国で量産しているため値段が安く購入できます。
性能面も他の国産メーカーに劣る事なく、タイヤ寿命も変わりません。
だからといって安く購入したいけど、ちょっと心配という人はピレリのタイヤの中でも「SCORPION VERDE ALL SEASON」や「ICE ASIMMETRICO」が人気がありお勧めです!