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バックモニターが映らない原因!設定や配線にバッテリーやヒューズ問題を解説

・車のバックモニターが映らない
・急に真っ暗になった
・バックモニターが曇っている…
・バックモニターが映ったり映らなかったり調子の良し悪しがある

など、車のバックモニター(バックカメラ)の映りに問題を抱えていて困ったことはありませんでしょうか。

車のバックモニターが通常通り映らなくなる原因は一つだけでなく、様々なことが考えられます。

例えば、

・モニターからバックカメラまで繋がっている配線
・配線同士を繋ぐカプラー(コネクター)
・モニター本体の故障
・バックカメラ本体の故障

など電気回路のどこかで接触不良や機器が故障している可能性があります。そこで本記事では、車のバックモニターが映らない原因について詳しく解説していきます。

目次

車のバックモニターが映らない原因

車のバックモニターに映し出される映像はバックドアやトランクに取り付けられたカメラから配線を通じてカーナビのモニターに映し出されます。

そのバックカメラの映像がモニター画面に映らない原因は主に以下の5つが考えられます。

バックモニターが映らない原因

・配線(ハーネス)の接触不良
・カプラー(コネクター)の接触不良
・モニター本体やバックカメラの故障
・ヒューズ切れ
・バッテーリー上がり

これらの原因について1つずつ解説していきます。

原因①:配線(ハーネス)の接触不良

バックカメラ本体からバックモニター(カーナビ)まで、複数の配線がカメラ本体からカーナビのモニタまで配線されています。車の最も後ろから前方部まで配線が繋がっています。

バックカメラが映るモニター(カーナビ)の後ろは非常に狭い作りになっており、カーナビに繋がる様々な配線がカーナビの後の狭い空間に収まっていますs。

綺麗に配線を設置しないと、他の部品に配線が挟まれてストレスを受けていたり、配線同士が接触していたりなどモニターが映らなくなる要因となります。

最初は問題なくバックモニターが映っていても走行していく中で、車体振動を受け断線、配線外れ、接触不良を起こす可能性があります。

それにより信号が途切れてしまいバックカメラが映らない原因となりえます。

配線(ハーネス)の接触不良が起こるとカメラ機能だけではなく、車両火災の原因になるので、自身でカメラやモニター(カーナビ)を設置する場合は十分注意をお願いします。

モニターの後ろのスペース以外にもバックカメラからバックモニター(カーナビ)に繋がるまでの経路で、どこかで押しつぶされて断線していないか確認していく必要があります。

原因②:カプラー(コネクター)の接触不良

カプラーとは

「配線と配線」や「配線と電気機器(モニターやカメラ本体)」を繋ぐためのコネクター

バックモニターに映らない原因は配線のつなぎ目となるカプラーの接触不良が原因となっている場合があります。

うまくカプラーが嵌合していない場合は、付け直しをするだけで直るケースがあります。カプラーは爪で嵌合されていますので、誰でも簡単に結合を付け外しが可能です。

純正で初期から取付られているカメラの場合は自動車会社・ディーラーでしっかりと嵌合されていると思いますが、自身で取付けた場合は、実は上手く嵌合出来ておらず接触不良を起こしているケースがあります。

バックカメラと取付た初期は問題なくモニターに映っていても長い間使用しているうちに、車体振動によって外れる場合もあります。

原因③:カメラ本体やモニターの故障

配線やカプラーに問題がない場合、バックカメラ本体やモニター本体が故障している可能性もあります。

もし本体が故障していた場合は、新しいものと交換が必要になります。

壊れたカメラやモニターを修理したり新品と交換すれば問題ありませんが、もし純正品以外のカメラやモニターを取り付ける場合は、モニターとカメラ本体と互換性があるものを選びましょう!

原因④:ヒューズ切れ

車に付いている全て電気機器は、それぞれの機器が正常に作動するための適正の電流の量が決まっています。

機器に適した電流量以上に、多くの電流が流れ込んでしまうと電気機器の故障の原因となります。

そのような事態を起こさないために、車には「ヒューズ」と呼ばれる安全装置が間に挟みこまれており、電気機器が壊れる前にヒューズが切れて電気を流れなくしています。

そのため、何かの原因によりバックカメラやバックモニターに適正電流以上の電流が流れ込もうとした場合、ヒューズという安全装置が機能しヒューズが切れて映らない状態になる場合があります。

その場合はヒューズを新しいものに交換すれば問題なくバックカメラが映るようになります。

ヒューズの位置は自動車によってまちまちですが、インパネの足下やインパネ内で蓋をして隠してあったりしますので説明書を確認したりディーラーに位置を聞くことで場所が分かります。

原因⑤:バッテリー上がり

配線不良、カプラーの接触不良、機器の故障、ヒューズ切れ意外にもバッテリー上がりが原因でバックカメラに電流が流れず映らないことがあります。

この場合はエンジンを始めとしてその他ライトが付かなかった理など、他の電気を必要とするものも動かないのですぐに判断がつくと思います。

純正品と社外品の相性が悪い

最近では車を買ったときから標準で付属しているバックモニター/カメラの組み合わせが多いですが、片方が純正部品で、もう片方を後付け部品社外品を取り付けている場合、その組み合わせの相性が悪いことが原因で車のバックカメラが映らない場合もあります。

・モニター(純正品)/カメラ(社外品)
・モニター(社外品)/カメラ(純正品)
・モニター(社外品)/カメラ(社外品)

など、モニターは純正なのにカメラは後付けで社外品など場合は、相性が悪いとモニター画面にノイズが入ったり、最悪の場合、全くモニターに映らないということもあり得ます。

社外品同士、片方が純正品など取り付ける場合に市販されている変換ケーブルを用いてうまく接続する場合が多いと思いますが、自動車メーカーは自社製品のみしか保証をしていません。

取り付けたばかりは問題なくても、しばらく経ってから調子が悪くパターン散見します。

バックモニターに曇りや映像がぼやける原因

バックモニターに映像が映っても映像がぼやけたり、曇りが生じたりする不具合もあります。この場合はモニター側ではなく、バックカメラのカバーの曇りが原因の可能性もあります。

・カメラレンズの表面についている透明の樹脂のカバーの傷がついている
・カメラレンズと透明の樹脂カバーの間に水が侵入している

バックカメラは一般的にカメラのレンズ外側に透明の樹脂カバーがついています。これはカメラのレンズを保護するための部品です。この樹脂製カバーに傷つきや劣化、カバーとレンズ間で問題が起きてバックモニターに映る画面が曇ったり、ぼやけている可能性があります。

バックモニター画面に切り替わらない原因

カーナビ画面がバックモニターの画面に切り替わらない原因は以下のパターンが考えられます。

画面が切り替わらない原因

・ナビのバックカメラの設定が消えている
・バックカメラの設定をしていない
・モニターにバック信号が入力されていない

ほとんどの場合はカーナビ側のバックモニターの設定が完了していなかったり、初期化などで設定が消えてしまっているパターンが多いので『バックカメラの設定』を設定することで映るようになります。

しかし厄介なのがバック信号が途切れてしまい入力されていない場合です。

バック信号を送るハーネスやモニターへの嵌合部の接触不良などが考えられますので、一度ナビを外して見てみないと分かりません。

バッテリー交換後からバックモニターが映らない原因

バッテリー交換してからバックカメラが映らなくなったという不具合事例も実は多いです。その原因は今まで設定していたカーナビ側の設定が初期設定に戻ってしまうからです。

この場合はご自身でバッテリー交換をした場合が多く、カー用品店やディーラーなどではバッテリーを交換するときに、初期設定に戻らないようにバックアップを取って作業してくれています。

その理由は、お店側ではお客さんがどのような設定にしていたか詳細な設定まで分からないからです。

バッテリー交換によりカーナビ側の設定が初期に戻ってしまったことが原因であれば、一から初期設定をやり直せば問題なくバックモニターが映るようになりますのでご安心下さい。

カーナビ設定側の設定ですがカロッツェリアを例にすると以下のような設定手順となっています。

バックモニタ設定

①:メニュー
②:設定・編集
③:システム設定
④:カメラ設定
⑤:バックカメラ
⑥:バックカメラ入力

難しい設定手順ではなく、どのカーナビも直感的に設定できますのでバッテリー交換した後から映らなくなった場合はこの設定をご確認してみて下さい。

その他にも「カメラ割込み」→「する」といった設定が必要となるカーナビもあり、この設定を完了するとR(リバース)ギヤに入れるとモニターにバックカメラの映像が問題なく流れるようになります。

まとめ

本記事ではバックモニターが映らない原因と対処方法についてご紹介しました。振り返ると以下の原因が考えられます。

バックモニターが映らない原因

・配線(ハーネス)の接触不良
・カプラー(コネクター)の接触不良
・モニター本体やバックカメラの故障
・ヒューズ切れ
・バッテーリー上がり

その他にも、バッテリー交換後から映らなくなったりモニターとカメラの相性が原因の可能性も考えられます。カーナビ側の初期設定であれば誰でも簡単に作業が出来ますが、カーナビを外したりその他の部品を外す必要がある場合は、ディーラーやカー用品店などに相談することをお勧めします!

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