・車のタイヤの空気圧のチェック方法が分からない
・ガソリンスタンドで頼めるの?料金はかかるの?
・セルフのガソリンスタンドしか行かない
・車のタイヤの空気ってどうやって入れるの?
車の運転を始めたばかりの初心者やガソリンスタンドやお店に頼んでいたけど最近セルフのガソリンスタンドしか行かなくてタイヤの空気圧のチェックに困っている…
などタイヤの空気圧のチェックや入れたいけど入れる方法が分からないなど、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
車のタイヤの空気圧は車を運転するにあたり非常に重要な整備項目であり、空気圧が適切でないとパンクやバーストしたりと事故や命の危険にさらされます。
そこで今回はガソリンスタンドでタイヤの空気圧について空気圧チェック方法や入れ方について分かりやすく紹介します。
タイヤの空気圧チェック&空気入れの種類
数年前まではガソリンスタンドの店員が無料でタイヤの空気圧チェックと適正な空気圧に調整をしてくれていましたが、最近ではセルフのガソリンスタンドが主流となり自分で空気圧を確認して空気を入れる必要性が出てきたことかと思います。
そんな最近のタイヤの空気入れ事情ですが、ほとんどのガソリンスタンドでは無料で空気入れを借りることが出来ます。
ガソリンスタンドの中には100円から300円程度お金をとるところもあるとの情報ですが、私はこれまでにお金を取られたことはありません。
ガソリンスタンドで借りることが出来る空気入れは主に以下の3つのタイプがあります。(※ここでは空気入れと紹介していますが、空気圧チェックだけも可能です。)
①ホース巻取り型(レバー式)
レバーを強く握ったり、半握りをしてタイヤ空気圧を調整します。
②持ち出しエアタンク型
+,−ボタンを操作して空気圧を調整します。
③据え置きプリセット型(ダイヤル式)
バルブに押し当てるだけで勝手に空気が充填されます。
私の経験する限りではガソリンスタンドでは「②持ち出しエアタンク型」を取り扱っているところが多い印象です。
そのため、本記事では「②持ち出しエアタンク型」を例にしてタイヤ空気圧のチェック方法と空気の入れ方について紹介していきます。
車のタイヤの空気圧のチェックと空気の入れ方
ガソリンスタンドは最近自分で給油するスタイルのセルフスタンドが主流となっていますが、タイヤの空気圧をチェックするツールや空気を入れるツール(空気圧入れ)が無料で借りられます。
特に店員さんに声かけをする必要もなく空気入れ置き場から勝手に持ってきて、空気圧のチェックと空気入れができます。
空気圧チェック&空気入れは初めての人には難しそうに感じるかもしれませんが誰でも簡単にできます。
①自分の車の適正空気圧を確認する
② タイヤのバルブのキャップを外す
③ バルブの口にエアタンクのノズルの先端を押し当てる
④現状のタイヤの空気圧を確認する
⑤ (+)(―)ボタンを押してタイヤの空気圧を調整する
⑥ ノズルを外し、バルブにキャップを付ける
作業はたったの⑥つの手順です。それぞれについて詳しく説明していきます!
①自分の車の適正空気圧を確認する
車のタイヤの空気を入れる前に自分の車のタイヤの適正空気圧を確認する必要があります。
タイヤの空気圧は適当に入れて良いもではありません。
空気が減っているからと言っても適正空気圧を守らないとパンクやバーストの原因になります。
タイヤの空気圧は車ごとや前後タイヤごとに適正な空気圧が変わってきます。
自分の車のタイヤの適正空気圧はネットや説明書などで調べる必要はなく、運転席のドアを開けたところのセンタピラーにシールが貼られており、そこに空気圧が記載されています。
写真のような適正空気圧が記載されたシールが貼られているハズです。
このシールには自分の車に適応したタイヤサイズと、右側に適正空気圧が書かれています。
写真を例にすると
と表記されているのが適正空気圧です。
二つの数字が書かれていますが、これは空気圧の単位の違いで『kPaかkgf/cm2』の違いだけです。普段使わない単位だから難しい、分かりづらいと思われるかもしれませんが難しく考える必要はなく、直感的に分かると思います。
数字が大きい方が『kPa』、数字が小さい方が『kgf/cm2』です。
写真のシールの場合『230kPa (2.3kgf/㎠) 』と読むことができて、それが適正のタイヤ空気圧です。
これをしっかりと覚えておきましょう!
② タイヤのバルブのキャップを外す
次にタイヤについてるバルブキャップを外す作業です。
ホイールに自転車の空気を入れるところと同じようなものが付いているので、そのキャップを反時計回りに回して外しします。
キャップは基本的には黒色のプラスチック製が多いので、外して地面に置いたままだと、風で飛ばされたり足で蹴ってしまって無くなってしまうこともあります。
社外品のホイールの場合は金属製のキャップの場合もあります。
無くしてしまわないように外したらポケットに入れたり、車内の分かるところに作業が終わるまで置いておきましょう!
もし無くした場合でもエアバルブのキャップはお洒落な物も市販されています。愛車のカスタムにもお手頃価格で購入出来るので好きなデザインがあれば付け替えるのもお勧めです!
③ バルブの口にエアタンクのノズルの先端を押し当てる
本記事では「②持ち出しエアタンク型」を例にして紹介しますが、ガソリンスタンドに一般的に整備ガレージの前やスタッフがいる建屋の入り口前などに空気入れが置いてあります。
スタッフに声をかけなくても自車のところまで持ち出しOKの所が多いので、自分の車のところまで持っていきます。
そして、さきほどバルキャップを外したのでバルブ本体先端が見えていると思います。
そこからタイヤに空気圧チェックと空気の抜き入れをします。
持ち出してきた持ち出しエアタンク型の空気入れの先端ノズルをバルブに押し当てます。
そこ注意して欲しいのが以下のポイントです。
バルブに空気入れ先端ノズルを真っ直ぐに押し当てる事
真っ直ぐに押し当てないとエア漏れ音がする場合が多々あります。それは空気が漏れて空気圧が下がっていたり、空気を入れようとしてもタイヤに空気が入りません。
バルブと空気入れ先端が平行になるようにしてしっかりと押しつけましょう!!
微妙に角度だったり、押し付けが弱いと空気が漏れ続けてしまいます。
この角度や押しつけに関しては経験して覚えていくしかありませんが、簡単なのですぐに感覚が分かってきますので初心者でもご安心して下さい。
④現状のタイヤの空気圧を確認する
空気圧の調整をする前に、まずは現状のタイヤの空気圧がいくつ入っているのか確認します。
③の手順で、バルブに空気入れ先端ノズルを押しつけると空気入れのゲージの針が動いて入っている空気圧がどれくらいか分かります。
ゲージを確認して「現状のタイヤの空気圧」が「適正な空気圧」に対して問題ないのか?少ないのか?多いのか?を確認します。
⑤ (+)(―)ボタンを押してタイヤの空気圧を調整する
ガソリンスタンドに一般的に置いてある持ち出しエアタンク型の空気入れでは(+)(ー)ボタンが付いており、それを押すだけで空気を入れたり抜いたりする事ができます。
その他にもレバー式のタイプもあります。
・適正空気圧より低い場合:(+)ボタンを押して空気を入れる
・適正空気圧より高い場合:(ー)ボタンを押して空気を抜く
空気入れのゲージを見ながら適正空気圧付近になるようにボタンを押して空気の抜き入れをして調整します!
上手く空気が入らない場合は、プシューと音が漏れているような音がしていると思いますので、バルブと空気入れ先端ノズルを平行にしてしっかりと押しつけましょう。
ここで空気入れ(調整)のコツがありますので紹介します。
ちなみに適正空気圧が車のセンターピラー付近に記載されていますが私の場合は少し多め(+10kPa)を目安に空気を入れています。
その理由は乗り心地が少し硬めになるのと、少し空気が抜けても良いように保険の意味を込めて入れています。
実際に空気圧を多めにする事でハンドル操作や走りがスムーズになったり、若干ですが燃費が良くなったりします。しかし、道路路面の凹凸がタイヤを通じて車体に入力しやすくなるので振動や雑音が出たりする場合もあります。
あくまでも車会社は適正空気圧でしか車性能を保証していませんので個人判断にはなります…
空気圧を適正空気圧より低く調整するのは絶対にやめましょう!タイヤのパンクやバーストの原因になります。
よく高速道路でタイヤが急にバーストしたとかいうニュースを聞くと思いますが大半は空気圧が低いことが原因です。
⑥ ノズルを外し、バルブにキャップを付ける
空気圧を調整できたら、空気入れ先端ノズルを外して最初に外したプラスチック or 金属のバルブキャップを時計回りに回して取り付けます。
外した時と同じぐらいの力で締めれば十分で、かれこれ15年以上車に乗っていますがこれでキャップが外れた事は一度もありません。
万が一キャップを閉め忘れると、バルブに埃や水が付着したり、空気が漏れたりなど良いことはありませんので忘れずにキャップを取り付けましょう!
ここまでの作業をタイヤ4本分全て同じようにして、全て作業が終わったら借りていた空気入れを元の位置に戻して終了です。
タイヤの空気圧確認&入れ方の注意点
ここまで自車の適正空気から空気圧の確認&入れる方法についてご説明してきましたが注意して欲しいポイントがありますので紹介します!
・タイヤ温度によって空気圧が変動する
・走行前後でタイヤ空気圧が変動する
タイヤ温度によってタイヤの空気圧が変動するので空気圧チェックをするタイミングには注意が必要です。
外気温影響や走行することでタイヤ自体が熱を持ち、タイヤの中の空気が膨張するので走行後は空気圧が高めになりがちです。夏場の走行前後でタイヤ空気圧を測ると約30kPaも違うこともありました。
では一体、いつ空気圧をチェックして空気を入れたら良いのか?と疑問に思うかもしれませんがベストなのは以下のタイミングです。
近くにガソリンスタンドもない人もいると思いますので、朝か夜の気温が高くない時間帯で最寄りのガソリンスタンドで空気圧チェック&調整がベストです。
ガソリンスタンドについてからタイヤが冷えるのを待つのも良いですが、空気圧のためにそんなに待てないと思うのでそこまで気にしなくてOKです。
ガソリンスタンドで空気入れをする場所
ガソリンスタンドで無料で空気圧のチェックと調整ができますが、空気入れを借りてどこで空気を入れたら良いのか分からない人もいるかと思います。
空気圧だけでガソリンスタンドを利用するのは申し訳ないので、私の場合はガソリンを入れてその場でタイヤの空気圧チェックと調整をしています。
しかしガソリンスタンドによっては、空気を入れるスペースがきちんと設定されてある場合もありますので、利用するガソリンスタンドによって空気入れをする場所は確認しましょう!
タイヤの空気圧は高めと低めどっちが良い?
タイヤの空気圧調整は、車ごとに適正空気圧が設定されているものの低め・高めなど個人調整する人も多いです。
基本的には適正空気圧で調整することになりますが実は少し高めに設定する人も私を含めて多いです。ですが、低めに調整する人はほとんでいません。
タイヤ空気圧を適正空気圧より低く調整すると、タイヤのパンクやバーストの原因になります。
適正空気圧を狙って調整するのが基本ですが、私の場合は適正空気圧+10kPaを目安にして空気を入れています。
その理由は、
・ハンドル操作や走行がスムーズになる
・若干?燃費が良くなる(摩擦係数が減る)
・空気が少し減っても適正空気圧は確保される
私の場合は柔らかい走り心地よりも少し硬めが好きなのと、少し空気が減っても問題ないように少し高めで空気圧を調整しています。
中には、空気は減るだけだから多めに入れれば良いと思う人もいるかもしれませんが、入れすぎにも限度があります。空気圧が低いとパンク、バースト、燃費悪化などリスクがあります、空気圧は高い方が良いですが入れすぎによるパンクやタイヤの摩耗の加速、乗り心地の悪化につながります。
そして自動車会社は適正空気圧で車を評価し性能保証をしています。
特に空気圧にこだわりがない人は、私のように適正空気圧+10kPaぐらいを目安としてあくまでも適正空気圧を狙って調整しましょう!
空気入れのゲージはアナログ式が多いので僅かな誤差は出てきますが、その僅かの誤差は問題ありません。
自宅でも車のタイヤに空気を入れることが出来る!
ガソリンスタンドやカー用品店に置いてあるような専用の空気入れがないと車のタイヤに空気が入れることが出来ないということはなく、自宅でもタイヤの空気を抜き入れして空気圧を調整することが可能です!
自宅用としてのタイヤの空気入れは3つのタイプがあります。
①:手動タイプの空気入れ
②:足踏み式の空気入れ
③:電動式の空気入れ
値段も思ったより高くなくてお手頃価格で購入できます。
自宅に一つあれば、わざわざガソリンスタンドに行かなくても自分でタイヤ空気圧の調整ができますね!
以下の記事に自宅用のタイヤ空気入れの選び方やお勧めの空気入れを5つに厳選して紹介しています。
最後に:タイヤ空気圧は管理は月一は必要
車のタイヤの空気圧は走行せず放置しているだけでも自然に減っていきます。自転車と同じような感じです。
タイヤ空気圧の点検は毎日、毎週までは不要ですが1ヶ月に1回程度は空気圧チェックすることをお勧めします。
タイヤ空気圧が減ると、
など、良いことは一つもありません。
今までタイヤ空気圧の確認や入れた事がない人でも誰でも簡単に自分で出来ますので、本記事で紹介した内容を実践して見て下さい!
本当に合っているか心配な人は、一度自分でやってみてその後、お店のスタッフに確認して貰ったり一緒にやってくれるようにお願いしてみるのもOKです。
万が一高速道路でタイヤがパンクしたりバーストしたりすると命の危険にも繋がります。自分だけでなくても、他の車両にも迷惑や命の危険を及ぼします。
毎日安心安全に車を運転するためにも月に一回程度は空気圧の確認をするように心がけましょう!